不登校小学生が参加した運動会。
2学期初登校。運動会。
昨日、私が仕事に行っている間に担任の先生がきて、プログラムを持ってきてくれたらしく、運動会行く。と決心していた。
組体操は、練習に参加していなから無理だけど、個別競技にでにおいで。と言われていました。
息子が在籍している小学校はそんなに大きくない。
幼稚園から一緒だった子も多く、以前マンモス団地に住んでいていたこともあって、学年も超えて、子ども会などを通して知り合いがたくさん。
「久しぶりー。元気?運動会、来れたんだね。よかったね。」と、いろいろなお母さんから声をかけられた。
不登校になって、はじめの1年とは全然違う対応。
その頃は、「どうしたの?なんで行かせないの?」「協調性なくなるよ。」「勉強遅れるよ。」などなど、心配してくれてる半分、批判半分。その都度、でも、私はこう思ってて、、息子はこんな感じで、、など説明していた。
多分、周りのお母さんも、息子が学校にいかないことに慣れた。感じもある。 兄弟の友達でも不登校になったいとこがいるとか、甥っ子が不登校とか、知り合いにも不登校がいる。とか、すごく周りに増えてきて、考え方がわかった。っていう人もいた。 息子が学校に行かないと言い出した頃より、数年で不登校が認知されて 理解されてきているのかもしれない。
組体操。5,6年合同で取り組む毎年あるプログラム。毎回感動する。今年も、我が子が出ていなくても、例外なく感動した。 裸足で砂まみれ。 練習した成果も見える。砂ぼこりがまって、空が青くて、雲も白くて、みんな真剣で。 すごく、吸い込まれた。 問題が多い組体操だけれど、見ると、心が動くのは確か。 先生の自己満足なだけともよく言われていたけれど、子どもができる精一杯で先生が考えて一緒に取り組んが結果に見えて、涙がでた。
そんなみんなの、後ろの、児童席に先生と腰掛けて見ていた息子。
裸足で見ていた。 何か、息子も感じるんだろうか。 同級生のこの姿を、どう言う気持ちで見ているのだろうか。 自分が出ていないことに、罪悪感を感じてしまうのだろうか。 自分が出ていないことに、罪悪感は感じず、素直に友達のがんばりを認められるのだろうか。 はたまた、全然何も感じないのだろうか。 など、考えながら演技を見ながら息子を見ていた。
と、、
最後の技の直前 全員一変にだぁっと動いて一列に並ぶ。
息子が加わっている。
え!?
そして、最後の技。 息子が土台で参加していた。。。
え!!
先生、どうしても全員でやりたかったようです。
最後の見せ場、失敗しなくて良かった。
と思うと同時に、組体操って 汗と涙の結晶みたいなところあったので、いいのか。
これは、いいのか。
他の生徒はどう思っているのだろう。
たくさん叱られてやっと完成した作品に、最後急に参加。
これって、和を乱していないか。
結果がよければいいのか。
何とも言えない気持ちになってしまった。
組体操経験した娘は、「当日参加とか、ずるい。ありえないって。」と言っている。
息子は、何も。 やってって言われたことをやっただけ。なのだろう。
クラスの友達の気持ちはわからないけれど、息子はそれなりに楽しかったよう。
友達とも楽しそうにしていた。
そういえば、だいぶ昔、息子の友達が「毎日学校いかなくていいなんて、ずるい。いいなぁ。」って言ってたことがあった。そのとき息子は、「行きたくないんだったら、もう行かないって行ったらいいんだよ。そうしたら、毎日行かなくてもいいんだから。」って答えていたな。 もしかしたら、それくらいの気持ちなのかも。 行きたい時だけ、学校に行くなんて今のうちしか通用しないわがままだから、甘えていいのだろうか。