学校行かない選択をしている子供二人と私

楽しいことで生きていく! 弟:小学生から不登校⇒中学生になりました。 姉:中1から不登校⇒中3(受験生) になりました。

英語教育 英会話って何? 英会話ができる人ってどんな人? 

biz-journal.jp

 

↑の記事を見つけてしまった。。 やばい!!これ書かずにはいられないじゃないか!! 

 

この記事を読むと、、、「英語で流暢におしゃべりできるかどうか」が入試の成績になる。 と書いてある。 え!!!!! これは衝撃。 これは、本当に衝撃。 流暢さだけでいいのですか! これは、どう考えても、問題がある。

 

私は、英会話力 に置いて、発音は二の次でいいと思っている。 できるのなら、相手が聞きやすいような発音で話すほうが、いいとは思う。 けれども、発音だけはきれいで、話の内容がからっぽでは、誰も耳をかたむけない。 逆に、本当に話している内容が興味深かったり、聞く価値があると思う相手の英語は、いくらカタコトでも、一生懸命聞いてくれて、理解しようと努力してくれる。 これは、英語だけじゃなく どの言語でも言えることだと思うけど。 

 

大学で問われる英会話力が上の記事の筆者が言うように、「流暢におしゃべりできるかどうか。」 本当に、単純ににそんなことなのだろうか。

 

私は、大学が求める英会話力 とは、 一つの問いに関して、掘り下げて考え、経験や知識の裏付けをつけ、自分の意見をうまく英語で伝える力 だと思っていた。 大学の入試が、まさか、道に迷った人に地図を見て道案内してあげましょう。とかなはずがない。 おしゃべりが上手かどうかだけで、済むレベルであっていいわけがない。 きちんと言葉を話そうと思ったら、文法、語彙力、(伝わるレベルの)発音をきちんと学んでいる必要がある。 問題に答えるだけの試験にはならないと思う。 英語力に、きちんとした思考力、自分の意見を裏付けするだけの知識力、経験も必要。 英会話力はそんなに単純につくものではないと思う。 他の教科の学力は高く、英語という教科だけは苦手という受験生にとっては、とても不利な試験となるだろう。 だけれども、本当に英会話力に問うなら、英語の発音がよく、コミュニケーション能力(ブロークンイングリッシュなら任せて♫)だけある人が合格するとは到底思えない。

 

スピーキングテストを大学入試に入れるかどうかは、大学の学部で必要であれば賛成だし、入った学部で必要ないなら要らないと思う。 英語の論文を読み書きだけできればいい学部だったら、話せるかどうかは必要ない。 人前で話をすること自体が苦手な人には圧倒的に不利だといえる。 

 

私の知っている人で、こんな人がいます。 人とコミュニケーションをとるのが苦手で、大学に頑張って入学するも 必須科目になっていた 英語のスピーキングの授業でつまづいた。 知らない人と、ダイアローグのペアを組まされ、練習させられることが苦痛すぎて 大学を退学しようかどうか迷うくらいだそう。

 

グローバル化 という言葉が はやりすぎていて、 じゃぁ、とりあえず英会話(ダイアローグのペアワークをいくら練習してもしゃべれるようにはならない。これは本当無駄だと思っている。) を入れるのには反対。 

 

記事にもう一度戻って、

筆者が言うとおり英会話重視の英語教育で子どもの英語力が下がったというのであれば、英会話力を付ける という目的はよかったけれど、やり方が間違っていて、英会話力もついていないことにあると思う。 筆者がすすめるように日本語、英語と訳ばかりしていては、話せるようにはならない。英語が話せなくても英語力がついていたと言えるのだろうか。 予想でしかないけど、英会話重視の授業っていうのが、英語の会話モデルのまる覚えだったのではないか。よくある、英会話教室のテキストみたいな。 それだけでは、話せるようにならない。 

 

英会話力をつけようと思ったら、たくさん聞く、読む、それに加えて正しい文法も学ぶ必要がある。近道なんかない。筆者が言うように、思考力は母語で培われるものだと思う。その母語で培われた思考力をつかって英語で説明する力をもつ人のことを 英会話ができる人 というのではないかと私は思っています。